絶賛公開中!『約束の葡萄畑-あるワイン鋳造家の物語』ニキ・カーロ監督インタビュー!

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『約束の葡萄畑-あるワイン醸造家の物語』ニキ・カーロ監督インタビュー!!

私が激しく『ロード・オブ・ザ・リング』にはまっていた頃。
「撮影地であるニュージーランドが舞台なら、もう何でも見たい!!!」という状態だった頃。
『クジラの島の少女』という映画を観ました。

独特の色彩、その現実とファンタジーの境目をギリギリでゆくような世界観が忘れられず、
深い感動を覚えた1本です。
そんな監督の最新作が出るというではありませんか!!

そして資料を拝見し、「ギャスパー・ウリエル@天使」の神さ加減に完全ノックアウト。
そして本編を拝見し、「ギャスパー・どころかジェレミーもセクシーすぎる・・・!!!しかも超ファンタジー!!」
ともう失神さながらのツボ作品だったわけです!!!!!

ちょいとダークなファンタジーとワインがお好きなそこのあなたに超絶勧めたいこの1本!!
ていうかギャスパー天使様だけでもう価値がありすぎます!!!!!本気で!!!!!

ギャスパー天使様を具現化してくださったニキ・カーロ監督にひれ伏すべく突撃インタビュー!!!!!

・・・って現場でそんなに弾けられるはずなどないではないか。
しかし!!ニキ・カーロ監督は素敵すぎました!!!!:: ニコニコ!!!
ぜひこのインタビューをお読みになって劇場へ!!!大画面で天使にノックアウトされよう!!

(Interview&Photo By Yumiko Murata ※他のサイト様と合同インタビューだったので、Yumi質問と共にお送りします!)


笑顔が素敵過ぎるニキ・カーロ監督にご対面・・・!!!
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優しい、優しい雰囲気の本当に素敵な女性です!!!!
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もういっちょ
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素敵だ・・・

というわけで、いざインタビュー開始!!!
今回は、ミニシアター映画を中心にいっぱいの情報が読めるウェブサイト『ミニシアターに行こう』さんと、
携帯映画サイトで、かなり男の人が燃えそうな感じの、その名も『映画野郎』さんという
2つのウェブサイトさんの記者さんとご一緒にインタビューさせていただきました~!!
(インタビューにはひとりでやる単独インタビューと、何媒体か一緒にやる合同インタビューがあるのです☆)

どちらのサイトの記者さんもすごい良い人で、楽しいインタビューになりそう・・・!ワクワク!!


Q:ソブランと天使の関係性には、通常の男女の関係を超えた奥深いものがあります。
お互いにどのような感情をいだき、どのような関係だったといえるのでしょうか。

ニキ:言葉を少なめに説明すると、「ひとりの男」と「彼のSpirit(魂)」の物語です。
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ソブランにとって、天使はインスピレーションであり、より素晴らしいワインを造る原動力となる存在なの。
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あるいは、「彼(天使)が自分の守護天使でいてくれるならば、
自分は誰も味わったことのないワインを造ることが出来るんだ」という『自信』を生む源にもなっているわ。
また、天使はソブランの「良心」でもある。
「彼がいるからこそ、自分が生きることができる」という存在でもあるの。

そしてソブランの生を通して、天使もまた生きているんです。

・・・というのも、ソブランが本当の意味で豊かに、自分の人生を生ききらない限りは、
偉大なるワインが完成することはありえないからです。
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Q:監督は、今まで女性が主役の作品を作られてきましたが、今回はなぜワイン酒造家の男性を主役に、
そして舞台を現代ではないものにされたのでしょうか。
実際に製作を終えた今、どう感じていますか?

ニキ:男性が主人公だったのはとても最高だったわ!笑
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ただあくまで物語の主人公のひとりであって、天使は非常に女性的なエレメントを持っているんです。
これはソブランの人生の愛についての物語でもあるけれど、ひとつめの愛が妻との『肉体的で動物的な愛情』、

そしてふたつめがオーロラとの『知的で仕事仲間としての愛情』、
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そして最後に、天使と分かち合っている『スピリチュアルな愛情』。
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ソブランは男性だけれど、非常に人間的な感情を持つ役柄なので、女性であっても良かったかなとも思います。

あと、80年代を舞台にした『スタンドアップ』もある意味時代劇 と言えるかもしれないけれど、
確かに本格的な時代劇は初めてだったわ。

通常は時代劇というと、ピクチャレスクな・・・豪華な衣装で、お城があって・・・という作品が多いけれど、
今回はもっとガツンとくるような絵にしたかったので、実は手持ちのカメラを駆使しているの。
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かなり挑戦的な試みだったとは思うけど、映画を観た観客のみなさんが、
この世界のど真ん中に自分を置くことができるのではないかな・・・と、仕上がりには満足しています。



Yumi:主人公が、『起きてしまったことを天使のせいにする』というシーンがあります。
監督ご自身は、一見『悪い』と思うような出来事がおきてしまった時、
そこにポジティブな意味を見出すために、どのような心の使い方をされますか?


ニキ:この質問は、まさにこの映画の本質に関わる部分ね。
私が学んだのは・・・人生はとてもとても素晴らしい時期もあれば苦難もあるけれど、
『悪い』と思うようなことが起きても、良いこともあると知っているからやっていける・・・

人間として生まれた以上『いつも良い時ばかりではないんだ』ということを自分が理解するために、
そういうことが起きているんだと思うわ。

自分が成長するためなのであれば、そして人生を『本当の意味で』生ききりたいのならば、
『悲しみと喜び』その両方を経験しなければいけない、と受け止めています。

・・・この感情はフィルムメイカーにとって、非常に重要なことだと思います。

真実を生きること・・・自分の作品を通して本当に人として生きることについて語るには、
経験の全てが、自分の選択のすべてが、素晴らしい意味を持っている・・・と、私は思っているわ。




Q:壮大なシャトーの光景は、フランスとニュージーランドの両方でロケを行われているそうですが、
自然を美しく撮影するにあたり、困難だった点をお教え下さい。


ニキ:ぶどう畑が成長してゆく様子は四季を通じて描きたいと思っていたけれど、
実際の撮影期間は7週間しかなかったの。
ニュージーランドで夏の部分、フランスで冬の部分、その他の部分はセカンドユニットを二つ組んで撮影しました。

自然の風景は、この映画の最も素晴らしい部分だと思います。
とても不思議な出来事もあったのよ。

撮影に使用したフランスの地域は、雪がめったに降らない場所だったの。
予算の関係もあって、雪を降らせることはできない予定だったから残念に思っていたら、
撮影日に偶然、雪が降ったの。

自然はときに、とても優しいんです。



Q:7週間で、およそ3~40年分の時間や2世代分のときを描かなければいけなかったこと、
そしてジェレミーが年を重ねていく様子などを創造するため、参考にされたことをお聞かせ下さい。


A:ジェレミー・レニエは本当に素晴らしく、最高の俳優です。
年齢を重ねた演技は、外見を変えて作っているのではなく、ほぼ全てが彼の内側から生まれているものです。

彼自身が、感情の持っていき方や肉体の動かし方で時を表現している。
ほとんど特殊メイクもしていないんです。

本当に素晴らしい俳優よ。

時間の経過は、子供たちが成長してゆくから、その姿がとてもわかりやすいわね。
もう少し制作費があれば、
あの天使の丘にある桜の木をもう少しいじれたのになあ・・・とも思っているけれど・・・笑
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でも、今回はとにかくジェレミーに感謝、の一言ね。
彼の素晴らしい演技、そして最小限で彼の変化を引き出しているメイクアップ・アーティストの腕も素晴らしいわ。



Yumi:ケイシャは『クジラの島の少女』から、外見こそそんなに変化していないにも関わらず、
素晴らしい存在感でした。
とてもセクシーに、かつ壊れてゆく彼女への演出はどのようにされたのでしょうか。


ニキ:彼女は本当に驚くべき才能の持ち主よ。
彼女を演出するにあたって、ちょっとナーバスではありました。
ケイシャが演じるセレステは、あなたが言ったようにとてもセクシーで、そしてクレイジー・・・壊れていくわね。

けれど、ケイシャ自身はとても謙虚な女性。
私と彼女にはとても強いつながりがあると感じるの。
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私が求めたことを、必ず返してくれる。
ケイシャもジェレミーと同じように、内側から演技をするタイプです。

少女時代の彼女も、大人になった彼女も、両方演出できたことは、
私にとっても、すごく素晴らしい体験だったわ。



Q:作品の伝えるメッセージでは、表裏一体のこと・・・喜びと悲しみなど、
対になる2元性についての描写がとても印象的でしたが、そのことを通じて、
観客のみなさんに伝えたいメッセージをお聞かせ下さい。


ニキ:素晴らしいワイン、素晴らしい人生、そして素晴らしい映画を作るためには、
両方が必要であることを受け入れなければいけない・・・ということね。



Q:今回の映画のテーマには「人生」「運命」などが非常に強く描かれていると思うのですが、
過去の既存の作品から影響を受けたものなどはありますか?


ニキ:特に参考にはしていません。
どんな映画も、まっさらの状態から、できるかぎり有機的に、自然と育てていきたい。
他の映画を参考にするということはありません。
見る時には、まっさらな状態で見ているので、自分が映画監督だと思って見ることはないですね。



Yumi:PREMIEREPORTはかっこいい俳優さんに目がないファンがたくさん集まっています!
ジェレミーさんと、ギャスパーさんの天使姿が素晴らしいですが、監督から見て、
ふたりの素晴らしさについて、教えてください。


ニキ:・・・かっこいい俳優さん!
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あ~~!ジェレミーとギャスパーについて聞きたいのね・・・!笑

ギャスパーは、シャネルのフレグランスの広告にも起用されたわね。
シャネルのメンズラインで男性を使うのは初めてだったような気がするのだけど・・・
ギャスパーは本当に素敵な男の子・・・
ナイス、
ラブリー、
ファニー、
ユーモアもあって、

それからあと・・・・・笑

・・・そうなの、ユーモアのセンスがすごくある子なのよ。
男の子ならではのユーモアだけどね・・・・・・

(声をひそめて)・・・天使の羽をつけたまま、トイレでおしりから写真を撮ってもらってたのよ!笑

ジェレミーは、ソブランと同じでどこからどこを見ても「男」よ。
子供もいるんだけど、素晴らしい父親で、自分の子供たちをとても愛していて、
とてもセクシー・・・官能的・・・
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・・・ちょっと繊細なところもあるし、そして強さもある。
パーフェクトな男性だと思うわ。


Yumi:一番印象的だったワインはありますか?

A:ワイン映画のためのロケハンを回っていると、どこでもとてもおいしいワインを勧めてくれるの。
ブルゴーニュのロケハンでとってもとってもおいしいワインをいただいたわ。
すごくおいしくて、帰りの車の中はちょっと大変なことになっていたわね。笑
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Yumi:天使が現れたら、ニキ監督は、その存在を信じるでしょうか・・・?



A:天使は、いてほしいと思っています。
友達が私より先に原作本を読んでいたのだけど、彼女も「私も欲しいわ・・・天使」と言っていたわ!笑
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『約束の葡萄畑-あるワイン醸造家の物語』は現在公開中!!!

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公式サイトはこちらから!
http://yakusoku-wine.com